「サプリメント」って何?

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ドラッグストア、薬局、コンビニエンスストアなどでサプリメントが多数販売されるようになってきた。

サプリメントは人間にとって不可決なビタミンやミネラルなどを補うためのもので、日本では栄養補助食品と呼ばれている。

これらは、肩が凝る、肌荒れ、冷え性、イライラ、便秘、物忘れなどの体調不良や、高血圧、糖尿病などの生活習慣病などに対して、徐々 にその力を発揮して、体調を整えてくれる。また体を健康な状態にして、病気を御方する役割も持っている。

サプリメントは、食品や植物から抽出した原料などをカプセルや錠剤にして、飲みやすくしている。

最近では噛んで食べるチュアブルタイプも出てきており、毎日継続して摂取できるように工夫されているようだ。

日本でも厚生労働省が栄養機能食品制度を新設し、サプリメントに効能表示ができるようになった。 これは日本のサプリメント市場の急速な拡大に伴い、国もサプリメントの重要性を認めざるを得ない、そんな背景が浮き彫りにされる。
これまで何を、どう使えばよいのか、容器などに表示することができなかったが、この制度により、消費者が必要なサプリメントを選びやすくなったようだ。

ちなみにサプリメントの先進国アメリカ。市場規模は約2兆円にも達するという。これは、アメリカでは日本のような健康保険制度が充実しておらず、医療費が日本よりも負担が重いことがその背景にある。

病気にならないための予防意識がアメリカ国民の間に高いため、このようなサプリメント市場が鉱大していると考えられる。予防医学はまだ日本では始まったばかり。

だが、国民の間では病気に対する危機感も高まっており、それを受けて頻繁にテレビや雑誌でも健康に良い食べ物が紹介されるようになった。 日本は今、サプリメントが幅広い世代に広まる土壌がつくられている過程といえる。

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