厚生労働省の「栄養所要量」は最低摂取量

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ファーストフードやジャンクフードが氾濫し、家庭での食事も肉類や油脂類の多い欧米化が進んでいる。スナック菓子やインスタント食品を食事代わりにする若者も多く、栄養の偏りは歴然だ。

しかし、どんな栄養素をどれくらい摂れば良いのだろう?
例えば大塚製薬の「ネイチャーメイド」シリーズは日本にいち早く定着したサプリメント製品。
マルチビタミン、ビタミンC などをはじめ、現在は16 種類20 品目の品揃えとなっている。店頭にビタミンチェックシートなどを置き、ユーザーが簡単に自分に不足しがちな栄養素を把握できるよう工夫している。

例えば、ダイエット志向の若い女性では食事制限により、必要なカルシウムが不足しがちだといわれている。日本人の栄養所要量では成人(男女とも)カルシウム所要量は600ミリグラムから700 ミリグラム。牛乳1 本200ミリリットルには204ミリグラムのカルシウムが含まれているため、600 ミリリットル飲む計算だ。
だが、これは欠乏症を予防する最低摂取量。牛乳を3本飲むのはなかなか大変だが「ネイチャーメイド」のカルシウムであれば、2 粒飲めばそれに相当する。

また、貧血気味の女性には鉄分は欠かせない。レバーやひじき、のりなどに合まれるものだが、成人女性では所要量は12ミリグラム。同社サプリメントは4 粒がこれに相当する。ちなみにカルシウムは鉄の体内での吸収を妨げると言われており、摂取するときは別々 に摂るほうがよい。

便秘も女性の体の悩みにおける筆頭格。野菜と果物の不足しがちな現代食では、当然、食物繊維の摂取量も減るというもの。
食物繊維は腸内の不要物を排出して、腸内環境を整える役害を担っている。食物繊維不足では、便秘による肌荒れや吹き出物などの原因になるばかりか、最悪の場合、大腸癌の発生の引き金にもなりかねない。

最近ではこの食物繊維が「第6の栄養素」と言われるほど注目されている。1 日の目標摂取量は20グラムから25グラム。シイタケ2 枚で1.2 グラムの食物繊維が含まれており、食品で目標量を摂取するのは大変そうだ。同社サプリメントなら10粒で3グラムの食物繊維を補うことができる。

ここで挙げた栄養所要量とはそれぞれの栄養素の欠乏症を防ぐ、最低ライン。「栄養所用量と思われがちだが、それは欠乏症を起こさない最低量に近い。許容上限摂取量や自分のライフスタィルに合わせ、あくまでも食事を基本にサプリメントを積極的に活用して欲しい」