ドロドロ血液の原因は“体温低下”と“食べ過ぎ”

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 「すべての体のトラブルは原因」 美容の問題もすべて“血液の流れ” が決め手だという。

 血液は食べ物から取り入れた栄養素、肺から吸入した酸素、骨髄でつくられた赤血球や白血球などの血球、内分泌臓器でつくられたホルモンなどを携えて、それらのものを約60 兆個ある全身の細胞に送り届けています。

 そのため、血液の流れの状態や血液の“質”のよし悪しが体調を大きく左右していることになるのです。流れがスムーズで質がよいサラサラ血液であれば“健康”であり、反対に悪いドロドロ血液が“不健康”なのは当然のことなのだ。

 では、なぜ血液がドロドロになってしまうのだろうか?
 「主な原因は、体温低下(冷え)と食べ過ぎです」
体内に水分が溜まると冷えが起き、血液の流れが悪くなる。このように血行が悪くなることを“淤(お)血(けつ)(血液が滞ること)”という。

 淤血=血行不順が長く続くと血液中に老廃物がつくられ、血液成分に過不足が生じる。結果、血液が汚れ“淤血”から“汚(お)血(けつ)”となるのだ。

 また、食べ過ぎの人は血液中に老廃物を増加し、血液を汚す要因をつくってしまう。その理由は「唾液にはアミラーゼなどの消化 酵素が含まれていますが、これは噛めば噛むほど唾液の分泌がよくなり、胃腸の負担を軽減し胃液の分泌をも促すものなのです。

 しかし、食べ過ぎの人は胃腸の消化能力以上のものを食べてしまうということなので、食べ物に対する胃液・腸液・胆汁などの消化液が不足します。

 不消化物という有害物ができてしまい、結果、血液はド口ド口になってしまうのです」 ド口ド口の血液をサラサラにするには“体温上昇”と“腹八分目” が重要なのである。