過食はドロドロ 少食はサラサラ

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  また『 吸収は排泄を阻害する』 というように、食べ過ぎると体の力がすべて消化吸収に向かい、排泄がおろそかとなるため、お腹が膨張し体が重く、顔や手足にむくみが生じる。お腹いっぱい食べているにもかかわらず、排泄は芳しくない… 。  

 このように排泄がスムーズでなくなると血液中に老廃物が蓄積され、本来捨てられるべきだった老廃物が再び血液に吸収される。これが汚血の原因となり、肌あれや病気などのいろいろな症状を引き起こすのだ。    

 しかし、逆に少食にすると、そんなに食べたり飲んだりした覚えはないのに、排泄がたいへんスムーズになるという。

 極端な例でいえば、断食。断食中は何も食べずに、体内の老廃物や余剰物を燃やして発熱しているため、体温上昇は簡単でスムーズ、しかも高い体温を維持できる。  

 そうなると濃い尿や濃い疲、黒い便(宿便)が出る… など体内の老廃物や余剰物の排泄が著しく激しくなる。これは血液の汚れが、肺・口・腎臓・大腸・皮膚・膣などを通して、ぐんぐん排泄されている状態。  

 『 吸収させないと排泄が促進される』
つまり血液はサラサラになるのである。 
ただし、断食は指導している施設や医師の指導により行うのはよいが、素人が勝手な方法で行うと、低血糖症状(動惨・頻脈・震え・失神)や脳貧血等の症状が出ることがある。
また普通食に戻していく過程で食べ過ぎると腹痛、下痢、ひどい場合は腸閉塞を起こすことがあるので、ひとりでは絶対に行わないこと。