運動不足とストレスはサラサラ血液の大敵!

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 人間の体温の40 %以上は筋肉で産生される。運動とは筋肉が収縮・拡張され、体熱が上昇すること。この運動により、筋肉のなかを走る血管も収縮・拡張がなされ、血管の動きもよく血流もスムーズとなり淤血を防止できるのだ。

 すなわち、体を動かさない=筋肉を使わない、ということは産熱量を低下させ体を冷やす要因となるのである。

ただ「必死に行う運動や強制的にやらされる運動は無酸素運動になるので、体内に活性酸素を発生させ、血液中の過酸化脂質や乳酸などを増やしてしまいます。

 このような無理強い運動はかえって血液を汚し、健康を損なってしまいますので、運動後に爽快感のあるのが望ましい運動といえますね」 人間の筋肉の70 %は下半身に存在し、歩かないことは 産熱量の低下=冷えの大きな原因。

 足の裏が第ニの心臓といわれるのは、心臓から押し出された血液の多くが、足の裏を折り返し地点にして体中を循環しているからだ。歩いて足の裏を刺激することは血液の循環をよくするため淤血を改善できる。
したがって「歩く」という行為は血液の流れをサラサラにするのに絶大な効果あり。

またストレスが溜まると、副腎髄質からアドレナリンが分泌されて血管が縮み、血行が悪くなり体温が低下。血液中のコレステロ一ルや尿酸、赤血球を増加させて血液はド口ド口となり、淤血が生じる。

 物事の悪い面ばかりを考え、愚痴ばかりをこぼしていたり、マイナス思考になると体温は下がる。逆によい面を見るようにし、プラス思考になると体温が上昇し気分も上昇。淤血防止のためにも、運動不足とストレスは解消することが先決だ。