Q2 最近、微アルカリカラー、中性力ラー、酸性酸化染毛剤などという製品が増えています。それぞれの違いや、特徴について知りたいのですが?

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先ほどの化学反応型に相当し、商品のph(水素イオン濃度)や、アルカリ度の違いによって、このように分けられています。

ph6.5以下 ― 酸性酸化染毛剤
ph6.5~7.5 ― 中性力ラー
ph7.5~8.5 または通常の半分以下のアルカリ度― 微アルカリカラー

phが抵くなるほど、毛髪への負担は少なく、髪を傷めなくなりますが、発色に限りが出てきます。ブリーチ(漂白)作用が弱くなり、毛髪の膨閏も小さいので、毛染料が毛髪内部に浸透しにくく、裾色しやすくなるでしよう。“表2”に違いをまとめてみました。

 

 

微アルカリ
カラー
中性カラー 酸性酸化染料
ph 7.5-8.5 又は通常の半分以下 の

アルカリ度

6.5-7.5 6.5以下
染毛原理 化学反応型 化学反応型 化学反応型
使用染料 酸化染料 酸化染料 酸化染料
漂白作用(通常のヘア カラーを10と考える) ややあり (1~2) わずかにあり (0.5~1.0) ほとんどなし (0.5以下)
色味 ほとんどの色味 暗褐色系 黒色
毛髪損傷(通常のヘア カラーを10と考える) 少ない(1~3) 非常に少ない (1.0以下) ほとんどない (0.5以下)
用途特性 色補正 (トーナー施術) 白髪染めカラートリートメント

黒髪戻し

白髪染めカラートリートメント

黒髪戻し